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建設業界では、作業を表します。
建設、建築、土木工事現場などでコンクリート製品を削ったり、切ったり、壊したり、穴をあけたりします。その作業全般を通称 『はつり』 といいます。
一般的な語源は石材加工からですが、もともとは木材を削ったり加工する刃物の呼称です。
ここで言うコンクリート製品は、側溝のフタなどと同じように、新築ビルディングやマンション、橋や道路、はては一般住宅で使われているもの全てを指します。
要するに、コンクリートを使っているすべてにおいて、はつり作業は発生します。
ノミをハンマーで叩き、コンクリートを割る。
現在は圧縮空気や油圧、または電動モーターを動力とした機械をハンマーとして
専用のノミを叩き、コンクリートを砕き、削るという作業が一般的です。
パワーショベルに大型のノミを取り付けてコンクリートも割る作業もありますが
作業的には解体の部門に入ります。従って、人力で支える程度の作業を指すでしょう。
はつり(解り)
絹糸の類をほぐして縫糸に使うもの。
宇津保物語(俊蔭)「信濃の解りをいとよき程にすげて」
はつる(削る)
少しずつけずり取る。皮などを剥ぐ。へずる。
浄、夏祭浪花鑑「冥途へうせいと両人をそいだり切つたり削つたり」
はつる(解る)
端から解けほぐれる。ほつれる。 古今和歌集(恋)「藤衣解るる糸は」
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